February 2006 Carp Island, Palau

日本のダイバーにとっては定番中の定番,パラオ. 咋秋の飲み会にて企画される. かずさんと我々夫婦の他, 荻野さん,今澤さんを誘って計5人. 自身は5年ぶり2回目の訪問. 嫁はなんと7回目とのこと.

2/14

出発は翌日だけどこの日から有給を取って準備. 例によって サブロウ を預けるために義姉宅へ寄り道. 思いのほか長居してしまい,おでんまでご馳走になって 成田エクセルホテル東急へ向かう.
途中,というか義姉宅をでてすぐ消防車が騒がしかったので 野次馬をしに行ってしまった.

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ホテルに着くとほぼ同時にかずさんも隣のヒルトンに到着したようで, 部屋見物も兼ねてヒルトンに向かうと, 荻野さんから電話が入る. 旅行代理店 STWorld からの情報でコンチネンタルが かなりの数のオーバーブッキングをしているとのことで, 集合を早めた方がいいらしい,ぐ〜. ヒルトンのバーでビール,ワインをひっかけて就寝. 早起きの明日に備える.

2/15

6時半起床,8時には空港へ. コンチネンタルのカウンターには2組目で並べたこともあって 無事にチェックインを果たす. 一人当たり23Kg*2個までの荷物制限は, 若干23Kgを超えた荷物を二人で2つ預けたが軽くクリア. (あとで聞いた話しだとパラオ発の便が厳しいらしい)

飛行機の中では特記事項なし. トランジット中のグアムではただビールを飲むだけ. 真っ当な時間の移動ということもあって 特に疲れることもなくパラオに到着. あんまり覚えていないけれど空港が新しくなっているようだ. 迎えの案内人に従って ウエストプラザホテルダウンタウンにチェックインできたのは21時半頃. 魚屋TOTOTOで軽く食べて飲んで就寝. 明日は7時半に迎えがくるようだ.

2/16

予定通りのお迎えにしたがってカープ島へ向かう. ペリリュー島に滞在する人も同じ船で一旦カープ島に立ち寄り, 船を乗り換えていくとのこと. 1時間弱でカープ島に到着.

早速準備を始めてダイビングに向かう. ボートは我々日本人5人とドイツ人夫妻, イタリア人男性5人組(トリノオリンピックにはあまり関心ないみたい :-). まずはジャーマンチャネル. 最近はマンタもよくでており, 運がよければチビっ子ブラックマンタもいるとのことであったが, 普通のしかいなかった. しかも17mm-35mmのレンズをMFモードにしたまま (フォーカスギアは最近入れてない) セッティングしてしまったので写真は全滅. 透明度は悪いものの クダゴンベやニチリンダテハゼ,ガーデンイールなども見られた.

2本目はポートを開けてレンズをAFモードにしたものの, タートルコーブは完全にマクロなポイントのため壊滅状態. カープ島はポイントに近いというので1本づつ島に戻るのかと思っていたが, 島陰で水面休息を取って2本潜ってから帰島するスタイルだった. これだとあんまりメリットがない気がする. というかワイドとマクロ,使い分けなくていいようにカメラがもう1台欲しい.

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タンクは毎日コロールから運んでいるので, 3本目のダイビングは前日までに申し込む必要があるとのことだ. しかも4人以上の参加者がいなければ催行されない (4人だと$55/人,5人以上だと$45/人 だったかな). よって初日のダイビングは予約時に 一緒に申し込んでおかなければいけないとのこと (そんなこと言わなかったよ,STWorld).

島に戻るとまだ14時台. 一段落後,地図を頂いて Stone Money を見に行くことにする. 歩き始めるとどこからともなくワンちゃん(サンディ)がやってきて先導を始める. あとで聞いたら犬は4匹いて,その時々で何匹かは変わるが 案内を買ってでるそうだ. 40分程度で無事石のお金に到着. ガイドブックによるとヤップ島にいけば 実際に使えるお金ということだが・・・

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2/16全写真 (German Channel, Turtle Cove, Carp Is.)

2/17

夜明け前から大嵐 (帰国してから知ったがフィリピンのレイテ島の地滑べりと同じ雨だと思う). ボートは島陰にすぐ入れるので無問題とのことで, 若干スタートが遅れたものの嵐の中ダイビングに向かう.

レンズの選択に迷ったが, ブルーコーナーに入るようなので ヘルフリッチ・アケボノのハゼも狙いつつ グレーリーフ等の単体大物も撮れるかなということで60mmを選択. (行ってみるまでどこ潜るか決定できないということなので)

一本目はブルーコーナーで, さっそくマクロ穴に向かうもニチリンしか見当たらない. ちょっと移動してアケボノを教えてもらうがすぐにひっこんでしまった. かろうじて1枚シャッターを押したが,やっぱ105mmが欲しいところ. 続いてドロップオフ沿いにコーナーを目指すも, 潮が下げ始め(ちょうど満潮付近の時間帯だったので), コーナーに辿りつけずに棚に上がってしまった.

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2本目はブルーホール. ここでもヘルフリッチをガイドに探してもらうが(自分達は上で待機 :-), またも不発. 呼ばれたのはウツボ. 義理でシャッターを押そうとするとエビがついている. エビが前にやって来るのを待っていたら一人置いていかれ気味に. 他にはウコンハネガイ,テグリ.

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カープ島に戻って昼食後3本目へ. 我々5人だけだったのでどこでもリクエストができた. レンズを60mmから17-35mmへ変更してブルーコーナーへ向け出発. 潜行後しばらくすると図体のでかい魚が上方をやってくる, シーラかとおもったらイソマグロでやんの,チェッ. イーグルレイもオルネートを期待したらただのマダラトビエイで残念.

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3本目を終えてカープ島に戻ると4時頃. 鳥を見にうろうろしにいく. 学習が足りないので名前が分からないが, シギやカツオドリっぽいものの仲間はよく見られる. しかし散歩についてくるワンちゃんが鳥をみんな 追い払ってしまうのが頂けない. 島一周は残念ながら道もなく(時間的にも難しいと思われる) 引き返そうとすると木の上に青いカワセミの姿が. こんなところにもいるのね,カワセミ類. (帰国して調べるとナンヨウショウビンと判明) やっぱり三脚,せめて一脚を持参してくるべきだったか. 手持ちで天気も悪かったので仕方なくISO感度を上げて撮る.

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2/17全写真 (Blue Corner, Blue Hole, Blue Corner)

2/18

今日も60mmレンズでスタート,ブルーコーナーへ. あまりいい潮でなかったからか大物は特記事項なし. しかしパラオのナポレオンは人懐っこいなぁ. 2本目はニュードロップオフ. ここは棚にあがってからのハダカハオコゼ(4匹),オドリハゼを堪能. 角度が悪かったり,時間切れで写真は芳しくない.

昼食後の3本目は再びジャーマンチャネルということで, 10.5mmフィッシュアイを持参. 思惑通りにマンタがやってきて激写. 記念撮影ということで5人を撮ってもらおうと アシスタントの方にカメラを渡すと, まんまとマンタがやってきて一緒に記念撮影ができた. ただし,撮られている側は後ろが見えないので マンタがどこにいるのか分からずおろおろ. 透明度がよければ,もっといい写真になっただろうに. マンタのあとはマクロ三昧で,手持ち無沙汰になってしまった.

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予約の段階で分かっていたのだけど, 空き状況の都合で部屋替え,スイートに移動. スイートと言えどもそんなに大きな違いはない. 多少部屋が広くなった程度か.

2/18全写真 (Blue Corner, New Drop Off, German Channel)

2/19

今日でカープ島を後にする.出発は14時以降. 自己責任で今日も2本,あるいは1本潜ることもできるとのことだったが, 安全を期してのんびりすることにする.
かなりの時間があったので,回復しつつあった天候で暑いなか鳥見. シロアジサシ,シラオネッタイチョウをなんとかカメラに収める. カープ島には国鳥のアオバトはいないのか,撮れなかったのが残念.

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今日パラオを訪れたゲストがロストバゲージされたらしく 遅れて到着となったために, ひきずられて我々の出発も遅れる. 運が悪いことに天気が再びくずれだし, 見事に大雨の中コロールに向かうこととなった.
再びウエストプラザホテルダウンタウンにチェックイン. WCTC,パレイシアホテルのDFSパラオでお土産を物色し, 夕食は富士レストラン. 貝好きの嫁のお目当てはシャコ貝の刺身なんだけど, 私には今一つな感じだった.
帰りのピックアップが24時なので それまで一眠りしてパラオを後にする. 帰りは重量制限にひっかかる. 60lb (=27.22Kg) ぐらいの荷物を乗せるとダメとのこと. 制限は1個あたり 50lb (=22.68Kg) まで. 私のキャスターバックは2つにセパレートできるので 計3つのバッグに50lbを超えないように分散して事無きを得る. 総重量では一緒なのになんでこんな制限しているんだろう?
ちょっと寝ては起こされる,が続く帰路は辛かった. パラオ,もうちょっと飛行機の利便性があがればいいのにな.

2/19全写真


  1. 日程
    02/15(水) 11:05 NRT 出発 CO962 (1558マイル)
    15:35 GUM 到着
    19:40 GUM 出発 CO953 (813マイル)
    20:40 ROR 到着 West Plaza Hotel Downtown
    (ウェストプラザホテルダウンタウン) へ
    (TEL:+680-488-1781 FAX:+680-488-5521)
    02/16(木) ROR 出発 カープ島
    Carp Island Resort (カープアイランドリゾート)へ
    (TEL:+680-488-2978 FAX:+680-488-3155)
    カープ島 到着 ダイビング2本 (月齢17.5/大潮)
    02/17(金) カープ島 ダイビング3本 (月齢18.5/中潮)
    02/18(土) カープ島 ダイビング3本 (月齢19.5/中潮)
    02/19(日) 午前 カープ島 自由 (現地判断によりダイビング可)
    午後 カープ島 出発
    ROR 到着 ウェストプラザホテルダウンタウンへ
    02/20(月) 02:30 ROR 出発 CO954 (813マイル)
    05:25 GUM 到着
    07:20 GUM 出発 CO961 (1558マイル)
    09:55 NRT 到着

    ※ NRT: 成田,GUM: グアム,ROR: パラオ(コロール)
    ※ 月齢は各日の正午のもの

  2. リンク