2007/10/07 燕岳 (つばくろだけ)

1. 行程

05:58 中房温泉登山口
06:28-06:30 第1ベンチ
06:55-06:59 第2ベンチ
07:28-07:34 第3ベンチ
08:00-08:06 富士見ベンチ
08:34-08:54 合戦小屋 (朝食)
10:08-10:19 燕山荘
10:50-11:01 燕岳 (昼食)
11:13-11:21 北燕岳
11:52-11:56 東沢乗越
15:26 中房温泉登山口

2. ルート

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3. コメント

まだ紅葉には早そうという情報は得ていたものの, 3連休を利用して北アルプスへ. 前夜泊+日帰り前提ということで常念岳と迷った末, 燕岳へ決定,単独行.

10/06 の昼前に自宅を出発. 特に急がないのでしばらくした道を行くことにする. なんだかんだで最後まで高速を乗らずに来てしまった. 14時勝沼,16時諏訪. 諏訪では真澄ほか酒蔵がイベントをやっているようで とっても心惹かれながらスルー,う〜. 中房温泉登山口第1駐車場には19時半過ぎ到着, すっかり日は落ちて真っ暗. 駐車場は既に半分以上埋まっていて, ここで車中泊の人達も結構いるようだ(車内で明りがチラホラ). コンビニで買ってきたビールを飲んでさっさと就寝. 敷布団,毛布,寝袋と準備は万端だったけれど, 暑そうだったので寝袋は出さずに寝ていたら, 寒くて一度起きてしまった. ここの駐車場,トイレと水場がないのが欠点.

5時過ぎ起床. 買っておいたパンをちょっとだけかじったり準備をして 登山口に向かう. とりあえず行きは合戦尾根へ. 1500m弱地点,紅葉はまったく期待できなさそうだ.

合戦尾根は北アルプス3大急登の1つなどと脅かすような文句が ガイドブックには書かれているのだが, 思いの他楽ちん. 第1から第3のベンチ,富士見ベンチ,合戦小屋と 約30分おきに休憩ポイントがあるのがよいのかもしれない. そして何よりも天気,天候か. 天気はよいものの10月に入って気温がそれなりに下がっているので 歩きやすかったのだろう. 水分補給も,燕岳頂上までで500ml程度. (真夏の丹沢なんかの方がよっぽど苦しい)

30分歩いてはベンチで5分休憩のペースで 順調にコースタイム通り進んでいく. (といってもそんなに速くない,結構抜かれる :-) 第3ベンチあたりから下山している人がチラホラでて来てすれ違う. 小学生の団体なんかもいる. 燕山荘宿泊後の下山者が多いようだ. 頂上付近も天気は良好とのこと. また,合戦尾根を過ぎると紅葉も見られ始めるとの情報を得たので ちょっと期待.

合戦小屋で遅い朝食を済ませて続行. ここからは展望もよく南東方向には八ヶ岳, 南西からは常念,大天井,そして槍が見えてくる. 森林限界に近付くと木々も色付いているところがチラホラ. (でもまだやっぱり早い) 初めて見る景色に足も遅くなる. ほとんど変わっていないのにちょっと進んではシャッター.^_^; 燕,北燕も美しい. 燕山荘までくると,今度は西から西北方向に 鷲羽から水晶,野口五郎(山の名前だよ!)の稜線が素晴らしい. ひたすらボーっと眺める.

下りをどうしようか燕山荘に着くまで悩んでいた. 登ってきた道を折り返すか, 北燕岳から東沢乗越を経由する周回ルートを取るべきか. 燕山荘で尋ねてみると, 踏み跡はしっかりしているし,今日も少なからず人は入っているのと 今(10時過ぎ)からなら日が落ちるまでには下山できるはず とのことで周回ルート選択を決断. しかし,下山した時にはちょっぴり後悔するような 行程の厳しさ,長さだった.

確かに踏み跡はしっかり付いているので (ガスでもなければ)間違いようはないのだが,人は少ない. 北燕岳でも私の他には男性1人しかいない. (その人は合戦尾根で下山するとのこと) ただし,この後東沢乗越までに10人ぐらい登る人とすれ違ったので 東沢ルートも不人気という訳ではないようだ.

北燕から先の東沢乗越の標高, 昭文社のエアリアマップでは間違っている. そこそこ下っているのに2500mもあるはずがない. GPS計測でも2200m前後だった(カシミールの地図だとかは正しいし). 東沢を最初に徒渉する時に追い付いたおじさんも 最初は道を間違えたかと思ったと言っていた. このおじさん63歳でとっても元気, 愛知からの方だそうで下山まで一緒に行動して頂いた. 東沢乗越から中房温泉までは5.2Km,アップダウンと徒渉の連続で (雨の後は増水して危険だと思われる) かなりへばり気味. おじさんにもちょっと付いていけてない感じ. 登りで1Lも飲んでないのに下りで2Lも水飲んでしまった. (気温が上がってきていることもあるかもしれないけど)

ここしばらくはしょっちゅう山に入っているので, 筋肉痛はもうないだろうと高を括っていたけれども今日はダメ. ヘトヘトになって中房温泉到着. 着替えは車の中なので取りに戻るのは面倒だから シャツだけ替えることでいざ温泉. ここは沢山の湯があるけれども 宿泊者以外は1つしか入れないので チャンスがあるならここに宿泊するのもよいかもしれない. お湯は硫黄泉でツルツル.

下山後はちかくのお蕎麦屋さん「くるまや」へ. 最初大ざる(3人前)注文しようとしたら「多いですよ,おかわりもできますし」と言われて ざる大盛り(1.5人前)に変更. 3分で食べて同じ1.5人前を追加.:-) ここは以前白馬スキーの帰りに友人に連れられて来たことがあった店. 5人前の「気違いざる」には敗北した記憶があったりして.

帰りもなぜかした道(渋滞の中走るよりかはよいかなと思って). 大月辺りで甲州街道も動かなくなり,まだ高速の方がマシかと思って 乗ってみたが苦しい状態.八王子まで2時間以上? 我慢できずに上野原で降りてしまった.帰宅は翌1時,長い旅だった.

合戦尾根での携帯電話状況は, FOMA/movaともに第3ベンチあたりから上では通話は問題なさそう. i-modeはmovaのみ可.FOMAは圏外.

4. 写真

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5. リンク


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